少年が甲府市の夫婦2人を殺害したなどとされる甲府殺人放火事件の裁判で16日、被告が逮捕当時語っていた被害者らへの謝罪の気持ちについて「正直そこまでもってない」と供述を覆したことが明らかにされました。


裁判は当時19歳だった遠藤裕喜被告(21)が2021年10月、甲府市の住宅で夫婦を殺害し、夫婦の二女も殺害しようとするなどして殺人などの罪に問われているものです。

また「家族全員を殺すつもりだった」という供述も「長女以外殺すつもり」で「拷問したりするなどして、自分のことを忘れられないようにしよう」に変わり、「拷問するより殺すつもりの方が印象がいいと思った」などと説明しました。


次回の裁判は20日に開かれ、精神科医などの証人尋問が行われ、争点の一つである被告の完全責任能力の有無について審理される予定です。

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