13日の米ニューヨーク外国為替市場で円安ドル高が進み、円相場は一時、1ドル=151円92銭をつけた。今年の最安値を更新し、
約33年ぶりの円安水準となる1ドル=151円95銭に近づいた。ただ、その後は151円20銭台まで戻す場面もあった。
市場で日本政府と日本銀行の為替介入に対する警戒感が強まり、円相場は乱高下している。

格付け大手の米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは10日、米国債の格付けについて、最上位を維持しつつ見通しを引き下げた。
財政悪化や連邦議会の「政治的二極化」などを理由としている。これを受けて米国の長期金利が上昇傾向にある。

一方で、日銀は10月31日に長期金利の上限の柔軟化を決めたが、マイナス金利政策など金融緩和の根幹は維持した。
そのため日米の金利差拡大が意識され、ドルを買い円を売る動きが広がっている。(ニューヨーク=真海喬生)

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