(つづき)
バンコクポストは2日午前基準でインプレッション数が930万を突破したある女性ユーザーの投稿にスポットを当てた。
この女性は「韓国を4回も訪問し、往復航空券、ホテル予約などの入国条件を備えたのに最近韓国入国を拒否された」と主張した。この投稿は現在2万2000回以上リポストされた。

バンコクポストは、「タイのネットユーザーは韓国出入国管理事務所がタイ国民に差別政策を行っていることに懸念を示しており、そうした懸念がますます大きくなっている」と言及した。

◇違法タイ人労働者だけで10万人以上…「韓国の差別政策の懸念大きく」

その上でバンコクポストは、「韓国に入国したタイ人のうち相当数が農業、宿泊業、製造業などで違法就労するケースが多くて起きたことという分析が多い」と伝えた。

タイ有力英字紙ネーションも「愛から憎しみへ、タイ人が韓国に背を向けた理由」という記事で、「不法入国者により(韓国に入国しようとする)タイ人に対する不当な待遇がさらに悪化した」と報道した。

このメディアは、「違法労働者が韓国政府の監視網を避けて隠れており、その数は10万人を超えると推測される。これにより合法的なタイ人観光客が被害を受けている」と指摘した。

これと関連してタイの第1世代ラッパーに挙げられるジョーイ・ボーイは先月31日、自身のフェイスブックでのコメントで
「人々は夢の目的地である韓国を訪問するためにすでにチケット代を支払ったので入国許可を受けられなかった時は気分が良くないだろう。韓国が解決策を見出すように望む」という意見を出したりもした。

一方、韓国観光公社はバンコクポストに「在タイ韓国大使館と韓国電子旅行許可(K-ETA)監督機関に関連内容で協議を要請した」として報告文をバンコクポストに発送したと明らかにした。

韓国観光公社によると、3月の訪韓タイ人は4万3084人でコロナ禍以前の2019年3月と比較して81.1%まで回復した。しかし7月と8月には回復率が50%台に落ち込んだ。