おいっ、お前ら! ※#$%#$!(内容不明の怒声)横浜高校の…名を……汚しやがって!」

 入り口のドアを閉め切った密室でのやりとりのため、何を言っているかは判然としない部分も多かったが、
一方的に早口でまくしたて、何かに八つ当たりしているのか、時折、「ドスン、ドスン」というような鈍い音までしていた。

 この日、試合後の取材は勝利チームから行われることになっていた。ロッカールーム付近の通路には
報道陣が控えていたが、一度、通路に顔を出した村田監督は神奈川県高野連の役員にこう告げた。

「今日は取材やってもらうレベルじゃないんで、取材はなしでいいですか」

「いったん確認します」と応じた県高野連の役員は、取材に備えていた報道陣をひとまず遠ざけようと、
敗退した相手校である向上高校の取材を先に進めるように促した。異例の状況が生まれていた。

 だが、私には見過ごせなかった。その場に留まり、ICレコーダーの電源を入れた。
その後も、村田監督は数分にわたって球児に罵声を浴びせ、複数の球児がいっせいに「はい!」と返事したり、
「すみません、すみません」と応じたりするやりとりが続いた。

 試合後のロッカールームは選手の出入りが激しい。一瞬だけ扉が開き、
村田監督の声がはっきりと聞こえたこともあった。

「頭がおかしいんじゃねぇか! コラァッ!(中略)もっとできるはずだろ!」

https://www.news-postseven.com/archives/20230925_1907076.html?DETAIL
【問題の音声あり/写真】試合後、球児に怒号。「頭おかしいんじゃねぇか!」の声