【アナハイム(米カリフォルニア州)=帯津智昭】米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(29)が、残り試合を欠場し、今季を終える可能性が高まった。15日(日本時間16日)に行われた本拠地アナハイムでのタイガース戦で11戦連続の欠場。試合後、クラブハウスの大谷のロッカーからはバットやスパイク、私物が片付けられており、チームを離脱するとみられる。エンゼルスは、9年連続でア・リーグ西地区の優勝を逃し、ワイルドカードによるプレーオフ進出も絶望的となっている。

大谷は8月23日に右肘の 靱帯じんたい 損傷が判明後、手術を含めて治療法を検討していたため、シーズン終了を待たずに手術を受ける可能性もある。球団は16日、大谷の状況について発表するとしている。

大谷は靱帯損傷が判明してからも打者としては出場を続けたが、9月4日に右脇腹を痛めてからは欠場していた。今季の成績は投手で23試合に先発して10勝5敗、防御率3・14、167奪三振、打者としては出場135試合で打率3割4厘、44本塁打、95打点、20盗塁だった。

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