沖縄県今帰仁村湧川のパイン農家、大城正吉さん(66)の畑で扇形の巨大パインが取れ「お化けパインだ」と話題になっている。

【写真】でかっ!重さ1.3キロのゴーヤーのサイズは?

 パインは通常、円柱形で直径が20センチほどだが、お化けパインは扇状に広がり直径(幅)が約40センチ。果実の上についた「冠芽」と呼ばれる部分が通常は1本だがお化けパインは40本ある。

 大城さんは、サンドルチェ、ジュワリー、ボゴール(ポコット)の3種をそれぞれ別の畑で栽培していて、お化けパインはサンドルチェ種の畑で取れた。一般的なサンドルチェ種は重さが1玉1・3キロほどだがお化けパインは4キロあった。

 大城さんは「どんどん成長し、小さな扇形になっていた。こんなに大きくなるとは思ってもみなかった」と振り返る。扇形のパインは2個取れ、そのうちの1個を公民館に持っていった。

 湧川区の玉城成子書記は「大城さんが16日に公民館に来て置いていった。びっくりしましたね」、
公民館を訪れていた玉城利江子さん(73)と玉城栄理子さん(64)も「お化けパインだよ」「見たことないパインだ」と口々に驚きを語った。

 湧川区の山田重実区長は「頑張り屋の大城さんは毎年おいしいパインを公民館へお裾分けしてくれる。このお化けパインが熟したころ、みんなでスイカ割りならぬパイン割りをして食したい」と喜んでいた。

 このほか大城さんのジュワリー種の畑からは種ありパインも収穫された。「数百万個に1個ぐらいだろうか、種ありはまれにある」(大城さん)という。(玉城学通信員)

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