三井不動産(東京都)が、愛知県岡崎市にアウトレットモールの整備を計画していることが分かった。2025年秋の開業を目指す。
現在、県内に大規模なアウトレットモールはなく、県東部での新たな集客の目玉として注目を集めそうだ。

 同社の資料によると、敷地面積は約15万6400平方メートル、延べ床面積約6万9000平方メートル。
来年5月に着工し、約2050台収容の駐車場を整備する。同社の担当者は、取材に「商業施設の整備を検討していることは事実」と話した。

 計画地は新東名高速の岡崎東インターチェンジ(IC)から南西約3キロに位置する。国道1号や、名鉄名古屋本線の本宿駅からも近く、県東部の都市のほか名古屋市や浜松市などからも来客を見込めると判断した。

 岡崎市は観光や交流の拠点としてアウトレットモールの誘致を進めており、今年3月には計画地周辺の土地を、優先的に開発できる「市街化区域」に編入。地権者らによる周辺のまちづくり計画も検討が進む。

 東海3県には三井不動産グループが手がける「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」(三重県桑名市)と、
三菱地所系の「土岐プレミアム・アウトレット」(岐阜県土岐市)の二つのモールがある。両県の統計調査では、いずれも県トップの観光客数を誇っている。

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