じ民党・松川るい氏のフランス研修をめぐる問題で、地元・大阪枚方支部が茂木敏充幹事長に対し、
松川氏の参院選挙区支部長更迭≠申し入れた2つの会議が中止になった。

 同党枚方支部は7日にホームぺージ上で、松川氏がエッフェル塔前で観光旅行のような写真を添えて
党本部への申し入れ書を公開している。

 茂木氏に対しては「7月27日の松川氏のフランス投稿にはあきれるところです。
〈略〉府連執行部のこのような軽率な行為の積み重ねが、今日の府連の結果になっていると推測します」
とした上で「5日の支部定例役員会で、松川氏の選挙区支部長の更迭を求めることが
大阪の再生につながるものと決しました」と対応を求めていた。

 ところが10日の大阪府連役員会、同月17日に大阪府連総務会が突如、2つとも中止になったという。

「前日(9日)夜、会議の中止が各所に連絡が入りました。大阪からは
『松川氏が茂木幹事長に2つの会議を中止させるように泣きついたのではないか?』との見方が出ています。
府連幹部のなかには、松川氏に議員勧告も辞さないとした人もいました。松川氏は2つの会議に出席した場合、
離党勧告などを求めれることを察知した可能性があるのではないかと指摘されています」とじ民党関係者は語った。

 ある自民党議員は「今のじ民党大阪府連は、日本維新の会の大躍進で力を失っている状態です。
2つの会議が中止された背景に党本部の意向が働いていたなら、逆らえない状況でしょう。
党再生のために汗水働く府連の方たちのことを思えば、簡単に会議を中止していいものなのかとも思う」と指摘した。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/272568