不眠解消には“トリプトファン”が効果的

――「不眠」と「食」は関係しているのでしょうか?

関係しています。メラトニンを合成するのに必要な栄養素(ナイアシン、ビタミンB群、鉄、マグネシウム、タンパク質)の摂取不足や、それらの栄養素を消耗する食習慣がある場合は不眠になりやすいと考えられます。

例①:飲酒によるアルコールを分解する際に、ナイアシン、ビタミンB群を消費。利尿作用により、マグネシウムを喪失。
例②:過度の糖質摂取はビタミンB群を多量に消費。
例③:タンパク質不足。
例④:鉄分不足。
例⑤:加工食品の摂取はリン酸によるマグネシウムの吸収を阻害。

――不眠を解消する食品にはどのようなものがありますか?

トリプトファンを多く含むタンパク質、ビタミンB群、鉄、マグネシウムを多く含む食事ですね。トリプトファンは脳内でセロトニンというホルモンをつくるアミノ酸で、肉や魚、乳製品、大豆製品など、タンパク質が豊富な食材に多く含まれています。あと、寝る前に鎮静効果があるといわれているカモミールティーなどのハーブティーを飲むと、リラックス効果が期待できるでしょう。

――逆に、不眠になりやすい食品は?

ジュース、ケーキ、お菓子、パン、うどん、パスタ、ラーメン、ピザなどの糖質過多のもの、ハム、ベーコン、ソーセージ、レトルト食品、清涼飲料水、スナック菓子などの


https://news.yahoo.co.jp/articles/0ee99cc0fb84e799fd6a7b1df0a5ed1b316d7066