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18日に政治家引退を表明した自民党前衆院議員の佐藤ゆかり氏(61)は同日、大阪府枚方市内で開いた会見で「地元で血を見る思いで戦っている同志に対して、頭ごなしに公募を決めた(自民)党本部のやり方と、われわれ現場の思いとは溝がある。公募を機に潔く辞めるのが道筋と考えた」と述べ、次期衆院選に向けた党本部主導の擁立方針に苦言を呈した。

自民は次期衆院選に向け、党本部主導の刷新本部が、大阪府内の計6選挙区の候補予定者となる支部長を事実上、更迭。空白区の4選挙区を含む計10選挙区で18日まで支部長を公募している。佐藤氏が支部長を務める大阪11区(枚方市、交野市)も対象となった。

佐藤氏は「支部長の交代で大阪自民党の刷新ができるものではない」と強調。その上で「党本部には猛省を促す」と話した。

佐藤氏は平成17年に岐阜1区から立候補し、比例復活で初当選。衆院当選3回、参院当選1回で、令和元年からは環境副大臣を務めた。令和3年の前回衆院選で落選した。