https://news.yahoo.co.jp/articles/3b74d744a2947f6e5b8a90bb677951f8285c0561

娘(9)に食事を与えず、低血糖症で入院させ、共済金をだまし取ったとして、大阪府警は18日、同府大東市のパート従業員の女(34)を詐欺容疑で逮捕した。容疑を否認しているという。娘は2018年以降、約40回にわたり、入退院を繰り返しており、府警は関連を調べる。

 府警によると、女は1月22~27日、食事を与えずケトン性低血糖症にさせた娘を6日間入院させ、共済金6万円を詐取した疑い。

 女は同20~25日、娘に食事を取らせず、低血糖症で嘔吐(おうと)や脱水症状を発症させたり、便秘薬を複数回飲ませて下痢にさせたりして、4月以降、傷害容疑で2回逮捕されていた。

 児童相談所が2月9日、「ネグレクトの疑いで子どもを保護した」と府警に通報。娘は府警に「母に薬を飲まされ、吐き気がした」と説明したという。

 厚生労働省によると、ケトン性低血糖症は幼児期に発症。長時間の絶食によって引き起こされ、けいれんや嘔吐の症状が出るという。