日本の寿司職人の年収300万円、米国では8000万円…「先進国日本は終焉」

先進国としての日本は『終焉』を迎えていた」。

「日本と東南アジアの逆転現象」。

停滞した賃金上昇に劣悪な労働環境で日本人だけでなく外国人労働者まで日本を去るだろうという批判的な指摘が出た。
日本で「変わり者ベンチャー企業家」として知られる堀江貴文氏が日本の未来像について書いた著書でだ。
堀江氏は日本人に「デフレマインドが根付いている」と指摘した。
こうした指摘を盛り込んだ堀江氏の新刊『2035 10年後のニッポン』は17日現在アマゾンジャパンで
IT分野のベストセラー1位を記録している。

日本の現代ビジネスは堀江氏の著書を引用し「先進国としての日本は『終焉』を迎えていた」と評価した。
堀江氏は著書で「これまで出稼ぎ労働者を受け入れる側だった日本。しかし、日本人が海外に
出稼ぎするケースが増えている」と紹介した。

彼が指摘した日本の青年離脱の背景には上がらない賃金がある。実際2月にNHKは日本で月給20万円だった
介護士が英語を学びオーストラリアで働きはじめたところ月給が80万円近くに上がったエピソードを紹介して注目を浴びた。
当時日本のオンラインでは年収300万円だった寿司職人が米国で年収8000万円になったという事実も話題になった。

堀江氏は「まだ多くの日本人にとって、日本人が海外に出稼ぎに行くことはなかなかイメージできないだろう。
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』だったころの思い出を引きずり、日本のいま置かれた状況を直視したくない人もいるだろう」と指摘した。
しかし「日本人が出稼ぎする光景は今後あたりまえになっていく」というのが堀江氏の見通しだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/24be60bdb1e09b6ba68981ce3297a133dec50f0b