ドイツで3つの足跡化石が発見された。これらは30万年前に絶滅した古代の人類のものだった。

ドイツではもちろん、ヨーロッパでも最古の足跡化石となる。

研究者によると、足跡のひとつは子どもが残したものであり、非常に珍しい発見だという。

現在のドイツ北西部ニーダーザクセン州の浅い湖を、約30万年前の古代人はゾウやサイと一緒に歩いていた。

最新の研究によると、そこに残された3つの足跡化石は、ドイツではもちろん、ヨーロッパで発見されたものとしても
最古のものとなる。この足跡化石は、ドイツ、シェーニンゲンで鉱業会社が石炭を掘るために開拓を始めるまで、
ずっと覆い隠されていた。

テュービンゲン大学の考古学者は、地質学、古生物学、古植物学の研究者チームと協力して、この足跡が残された
背景を明らかにした。

「30万年前の景観に関する信頼できる情報が得られた」とチームのメンバーでチュービンゲン大学
ゼンケンベルク人類進化・古環境センター研究員であるフラビオ・アルタムーラ(Flavio Altamura)は、言う。

その情報とは、ホモ・ハイデルベルゲンシス(ハイデルベルク人)という絶滅した人類と、ヨーロッパで初めて発見された
サイの足跡化石のことだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e62fc32ba0f455f1f2889bde38f858e5d4acf2a2
https://news.yahoo.co.jp/articles/e62fc32ba0f455f1f2889bde38f858e5d4acf2a2/images/000