ちょうどいまのような梅雨の時期に、猫が車のエンジンルームに入り込むケースが増えています。JAFは、猫の命と車を守るために車に乗る前にボンネットをたたく“猫バンバン”を心がけるように呼びかけています。

■元木寛人キャスター
「この6月、車のトラブルで気をつけなければいけないのが、ボンネットの中にいる猫です。」

車のエンジンルームを撮影した写真をよく見ると、目が2つ見えます。中に子猫が入り込んでいました。

6月5日、「エンジンルームで猫が鳴いている」として、JAFに救助の依頼が入ったといいます。

■現場で対応したJAF福岡支部・大坪郁弥さん
「着いた時には猫がニャーニャーと鳴いていたので、場所はすぐに分かりました。タイヤの上に猫がいる状態でしたので、タイヤの上側にあるカバーを外していく作業を行いまして、カバーを外したところの上に猫がいましたので救出しました。」

今回はおとなしい猫だったこともあり、助け出すまでに時間はかかりませんでしたが、中には難しいケースもあると言います。

■大坪さん
「猫自体も車の中で警戒心が強くて、左側にいたのが右側に移動したりもしますので、(救助に)40分とか50分かかる時はかかります。」

日産自動車が、猫が車に入り込む被害を防ごうと制作した啓発動画では、猫は暖かい場所を好み、寒い冬にエンジンルームの中に入り込んだりするとして、ドライバーに注意を促しています。しかし、注意が必要なのは冬だけではありません。

■JAF福岡支部・進藤章さん
「梅雨に入って雨が多くなりますので、猫は水に濡れるのはやはり嫌いなので、雨を避けるために車のボンネットの中に入るのが増えてます。」

6月は、春に生まれた子猫が活発に動き出す時期でもあります。冬の時期の去年1月と梅雨の時期の去年6月の、猫に関する救助依頼を比べると、1月は21件だったのに対して6月は284件と、13倍以上多くなっています。

■元木寛人キャスター
「我々がふだん猫がいるかどうかチェックするにはどうしたらいいんでしょうか。」

https://www.youtube.com/watch?v=HuHaKsByOHA