改正道路交通法が施行され、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化された今年四月を境に、ヘルメットの着用率が上昇したことが、
埼玉県警の調査でわかった。

県警によると、義務化前の二月に県内の主要駅周辺など四カ所で調べたところ、自転車利用者千二百三十人中、
ヘルメットを着けていたのは四十人で、着用率は3・3%だった。義務化後の五月に同じ場所、同じ時間帯に調べたところ、
千四百三十八人中、八十三人が着用、着用率は5・8%に向上した。

県警は着用者の増加は努力義務化の影響とみている。県警ではヘルメット着用を促すキャンペーン活動や自転車運転者へ
の声かけを実施しており、担当者は「引き続き着用の定着を図りたい」としている。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/253762