日本で一番不幸なのは「40~50代の未婚男性」 無視できない「既婚者/未婚者」の幸福度格差

「あなたは今、しあわせですか?」──そう問われた場合、なんと答えるだろうか。

男女ともに、既婚者に比べて未婚者の幸福度は低く、特に男性の40-50代では既婚者の半分以下しか未婚者は幸福を
感じていないということになる。同時に、40-50代未婚男性の不幸度の高さも突出しており、40代で36%、50代で34%が不幸である。
40代以上の未婚男性は、幸福を感じる人数より不幸を感じる人数の方が上回ってもいる。

一方で、既婚女性の幸福度の高さも群を抜いている。もっとも低い50代でも62%が幸福であると答え、
20代では8割近い77%が幸福なのである。

つまり、まとめると、一番不幸なのは、40-50代の未婚男性であるということになる。

未婚男性の幸福度は「年収1000万円」で頭打ちに
 
なぜ、これほどまでに未婚者は不幸なのか?

40-50代の未婚男性の不幸度が高い要因として、彼らが就職氷河期世代に該当するという考えもある。就職できずに、
非正規で働いて満足に収入を確保できない人もいたことだろう。正社員として就職したとしても、その仕事は自分の希望するものとは違う仕事で、
毎日が苦痛である人もいるかもしれない。

特に、男性の生涯未婚率は自己の年収が低ければ低いほど高くなる。つまり、男性で中年で未婚であることは、
すなわち年収が低い場合が多いと推測でき、そうして自身の低年収による経済的環境とその事情による未婚生活そのものが
不幸の原因であると考えることもできる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b3a3042dfdea362975bbcdb399c373e136150c1