https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230517/2000073769.html



大阪府警察本部の31歳の巡査長が、大阪市内の商業施設でカバンに入れた小型カメラで盗撮を繰り返したとして府の迷惑防止条例違反の疑いで書類送検されました。
調べに対し「100回くらい盗撮した」と供述し、警察は停職の懲戒処分にしました。

書類送検されたのは大阪府警察本部のサイバーセキュリティ対策課に所属する31歳の巡査長です。
警察によりますと、ことし3月と先月(4月)、大阪・北区の商業施設や駅などで手提げかばんに入れた小型カメラで、女性のスカートの中をあわせて9回盗撮したとして府の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。
先月3日、近くにいた人からの通報を受けて警察官が現場に駆けつけ、任意同行して、捜査していました。
調べに対して容疑を認め、「去年12月ごろから100回くらい盗撮した」と供述しているということです。
また、巡査長は所属している課で捜査のために保存されていた盗撮事件の動画など220点余りをコピーして自宅に持ち帰っていたということです。
このため、警察は17日付けで停職3か月の懲戒処分にし、巡査長は依願退職したということです。
大阪府警察本部の熱田好司 監察室長は「警察官としてあるまじき行為で厳正に処分した。深くおわび申し上げるとともに再発防止に努めたい」とコメントしています。