大宮の「オフィス市況が絶好調」の意外すぎる事情 築古物件なのに都心の大型ビルを超える賃料も
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首都圏のオフィス市況に逆風が吹く中、絶好調なのが埼玉県の中心部だ。オフィス仲介大手の三幸エステートによれば、都心5区や横浜エリアはコロナ前の2019年と比べて空室率が上昇している一方で、大宮駅周辺などに代表されるさいたまエリアの空室率は低位安定している。

大宮エリアには、大手をはじめとする企業の支店ニーズがある。前出のオフィス仲介のベテラン社員は、「国道17号線へのアクセスが良く、車を使った営業活動がしやすい。北関東を網羅する拠点を開設するならば、大宮エリアはまず候補地に挙がる」と話す。

大宮駅はJRなどの13路線が乗り入れるターミナル駅であり、東北・秋田・山形・上越・北陸・北海道方面からの新幹線が集結したハブにもなっている。鉄道を使うことで東北エリアにもアクセスできる交通利便性の高さは、大宮エリアの強みだ。