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ロシアのプロパガンダ、誰が拡散? SNS分析でみえた情報戦の姿



陰謀論や反ワクチンを発信してきたアカウントとの親和性は、別の調査でも示唆されている。

 計算社会科学の手法でSNSを分析する東京大の鳥海不二夫教授は1月1日~3月5日、「ウクライナ」「ロシア」「プーチン」などの語句が使われたツイート約30万件を抽出し、傾向を分析した。「ウクライナ政府はネオナチ」というロシア政府の主張に沿った投稿は228件あり、約1万900のアカウントが3万回以上リツイート(転載)していた。これらのアカウントの過去の投稿を調べたところ、87・8%が新型コロナウイルスワクチンに否定的な内容を、46・9%が「Qアノン」に関連する主張を拡散していたという。