全国の都道府県で人口が最も少ない鳥取県は、4月1日時点の推計人口が前月比1920人減の53万9190人となり、54万人を割ったと発表した。
55万人を下回った2021年6月から1年10カ月。高齢化による死亡数の増加や、就職や進学に伴う若者の県外流出が響いた。
移住促進や子育て支援策により、出生数は微増となった。

 推計人口は1年前に比べ5357人減。うち死亡と出生による自然増減は4491人減と、マイナス幅が前年より373人膨らんだ。
出生が50人増の3733人と7年ぶりにプラスとなったが、死亡は423人増え8224人だった。

 社会増減は転出が1万1193人、転入が1万327人で866人減。15~29歳の転出超過が目立つ。

 毎年10月1日時点(戦後の一時期を除く)の統計による人口のピークは1988年の61万6371人。96年から27年連続で減少しており、
20年には55万3407人と戦後最低を更新。21年には54万人台となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/74a46451c5e89724985ca3d47a80f8f94f33fc4d