可児市議が不正受給 立民6期目ベテラン、領収書使い回し「魔が差した」

 可児市議会の山根一男議員(66)=立憲民主党所属、六期目=が、二〇二二年度の物品購入費や事務所費として、市の「まちづくり活動助成金」を受けながら、同じ領収書を使い回して、政務活動費からも受け取っていたことが本紙の取材で分かった。
市は公金を不正に二重請求した疑いがあるとして、刑事告訴も視野に調査を進めている。

 山根議員によると、事務局長を務める任意団体の活動としてインクカートリッジやコピー用紙など約三万六千円を購入。助成金を請求するため、領収書のコピーを市に提出した。
一方で、政務活動費としても請求するため、議会事務局には原本を出していた。領収書に不審な点を見つけた市職員が精査したところ、同一の領収書が見つかった。
https://www.chunichi.co.jp/article/679812