2021年3月、名古屋出入国在留管理局で収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟の弁護団は6日、国側が提出した監視カメラ映像の一部を公開した。
 映像は、21年2月22日から、死亡が確認された3月6日までのものを弁護団が計7本、計約7分間に編集した。「病院に行きたい」と訴えるウィシュマさんに「権力ないからできない」と応じる入管職員の様子や、「サンダマリさん、サンダマリさん」と何度も呼びかける職員の声に反応しない、死亡確認直前のウィシュマさんの様子などが収められている。

①2021年2月22日9時50分~
飲食ができなくなったが「できれば食べたい」と訴えるウィシュマさん

②2021年2月23日19時17分~
「私きょう死ぬ」と口走るウィシュマさん

③2021年2月23日19時27分~
病院に行きたいというウィシュマさんに「できない」と応じる入管職員

④2021年3月2日18時45分~
ウィシュマさんを動かそうとして「重たいわ」と愚痴をこぼす看護師

⑤2021年3月5日14時31分~
うめくウィシュマさんに「痛いのが分からんようになったらかなわん」と声をかける看護師

⑥2021年3月5日14時50分~
横たわるウィシュマさんを前に「この間の産婦人科の先生はかっこいい」などと雑談する職員ら

⑦2021年3月6日14時7分~
「サンダマリさん、サンダマリさん」という職員の呼びかけに反応しないウィシュマさん

動画はソースで
https://www.tokyo-np.co.jp/article/242491