市議、本会議で特定職員を名指し「故意に行った偽証」…市長「事実と異なり大変卑劣だ」

 徳島市議が本会議で特定の職員を糾弾する卑劣な発言を行ったとして、内藤佐和子市長が30日、発言を撤回し、職員に謝罪するよう求める抗議文を議長に提出した。

 古田美知代市議(共産党市議団)は今月20日、市議2人が市職員に対して不当な要求・要望を行ったことを認定した市議会調査特別委員会(百条委員会)の報告書に反対し、修正案を提出。その際、本会議で特定の職員を名指しし、「(百条委での)証言は市議を陥れることを目的として故意に行った偽証」などと発言した。

 内藤市長は副市長ら幹部職員18人との連名で提出した抗議文で、「反論できない議場で、事実と異なる個人の見解で特定の職員を糾弾することは大変卑劣。看過することはできない」と発言の撤回と謝罪を求めた。

 古田市議は取材に、「証拠に基づいた発言であり、撤回も謝罪もしない」と述べた。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230330-OYT1T50342/