「『科学哲学第二』のレポートは、5/31 までに1号館1階の浅川のレターボックスに提出すること。このレポートを提出しない学生には、単位は出ません」

「締切を過ぎてもまだ私のレターボックスに『科学哲学第二』のレポートを入れる者が居ますが、5/31 の午後5:00 以降に投函されたレポートは全て破棄しました」

「『5/31 まで』と書いたら『5/31 の午後 5:00 まで』の意味です。こんなことは社会常識です」
「他の教官が午後 12:00 まで受けつけていても、関係ありません。反例を幾つ挙げようと、定量的に述べなければ意味がありません」

「なぜその熱意を使い、もっと早くにレポートを作成しないのか理解に苦しみますが、とりあえず午後 12:00 まで受けつける教官が過半数であることは理解しました」

「いいかげんにしなさい。午後 12:00 は『グリニッジ標準時』ではなく『日本標準時』です。これは常識以前の問題です。普段は日本時間で生活しているくせに、レポート提出時だけグリニッジ時間を求めるなど言語道断です」

「信じ難いことですが、『科学哲学第二』を受講する学生の過半数がグリニッジ標準時で生活していることが分かりました。夜型にも程があるとは思いますが、とりあえずレポートの提出は6/30 の午後 12:00 GMT まで待ちます」