自殺した生徒の同級生の証言

「当時の教員は特定の学生を“ターゲット”にして集中的にパワハラを続ける傾向があり、彼も標的の一人でした。
実習のミスを謝罪するために2万字から3万字のレポートを何度も書かされたり、教員が持ってきた剣道の竹刀を持って学校の周りを何周も走らされたりしていたのを憶えています。
一時期は、ストレス障害で声が出なくなったこともありました」

「事件にショックを受けたぼくたちは『パワハラの証拠や証言を集めて遺族に提供すれば、学校に責任をとらせることができるかもしれない』と思い、独自にいろいろ調べ始めたんです。
するとそれが当時の副学院長に漏れて、呼び出しを受けることになりました。
副学院長は『学校には責任がない』みたいな言い分で、ぼくに対しては暗に『これ以上調べると学校にいられなくなるよ』みたいな対応を仄めかしてきたんです」