(CNN) 英国防省は5日、ツイッターへの投稿で諜報(ちょうほう)の更新を行い、ロシア軍の予備役兵がウクライナ軍の
拠点に対して銃火器とシャベルだけで武装した状態で攻撃を行うよう指示されていると明らかにした。

英国防省はシャベルについて、近接戦のために配備されている、塹壕(ざんごう)を掘るのにつかわれる道具である可能性が
高いとしている。

英国防省によれば、このシャベルは1869年に設計された。ロシア軍では標準の装備となっている塹壕用のシャベル
「MPL―50」の致死性はロシアでは「特に神格化」されているという。

英国防省は、このシャベルが武器として使われ続けることで戦闘の大部分を特徴づける残忍でローテクな戦闘を浮き彫りに
していると述べた。近接戦が増加していることを示す証拠もあるという。

ロシア軍の予備役のひとりは、攻撃に対する準備が肉体的にも精神的にもできていなかったと述べたという。

英国防省は、近接戦の増加について、ロシア軍が、弾薬が不足しているにもかかわらず、攻撃を行うことに固執した結果の
可能性があると述べた。
https://www.cnn.co.jp/world/35200904.html