群馬県草津町で町長に性的に乱暴されたとする新井祥子元町議(53)が、町長室で押し倒されたとする証言は虚偽であると支援者に認めていたことが3月1日、明らかになった。同町議の支援団体(既に解散)の中澤康治(やすじ)元会長(88)が当サイトの取材に対して語ったもの。支援者団体も2月28日付けで解散となり、元町議は孤立無援の状態となっている。

■支援する会「真摯に謝罪を」
新井元町議は2019年11月に発売された電子書籍「草津温泉 漆黒の闇 5」の中で黒岩信忠町長と性行為をしたと証言し、メディアにも取り上げられる騒ぎとなった。その後、強制わいせつ容疑で告訴(嫌疑不十分で不起訴)したが、逆に全面的に否定する町長から虚偽告訴と名誉毀損で告訴されている。
そうした中、「新井祥子元草津町議を支援する会」(以下、支援する会)が2021年2月に発足、会長に草津町議の中澤康治氏が就任し、支援活動を続けていた。
ところが、2022年10月31日に元町議が名誉毀損罪及び虚偽告訴罪で在宅起訴され、さらに12月7日、電子書籍の著者で、名誉毀損罪で在宅起訴された飯塚玲児被告が、当該記事が事実に反すること、誤報であることを明らかにして「謝罪声明書」を発表。支援する会では元町議に真実を話すように働きかけたが、応じないため12月25日付けで、その活動を休止することとした。
年が明けた2023年2月16日に飯塚被告の公判で、元町議が乱暴された日に録音し、町長にバレたと思い途中で録音を停止したとされる音声データを最初から最後まで復元したものが検察から提出された。それにより、元町議が主張する押し倒され、下着を脱がされなどの状況は全く発生していないことが明らかになった。
これに加え、元町議が発行する「しょこたん通信」の2023年vol.1で、電子書籍での記述に沿って虚偽の証言をしてきたことを自ら認めるかのような記述がなされていることが問題とされた。

https://reiwa-kawaraban.com/society/20230301-03/