国土地理院は、日本にある島を36年ぶりに数え直した結果、その数は全国で1万4125島に上り、これまでに公表していた数の2倍以上に増えたと発表しました。

日本の島の数は、これまでは1987年に海上保安庁が公表した6852島という数字が広く使われてきました。

この数について、国土地理院が最新の地図のデータを使って36年ぶりに数え直した結果、これまでの2倍以上の1万4125島に上ったと発表しました。

都道府県ごとの島の数は多い順に
▽長崎県で1479
▽北海道で1473
▽鹿児島県で1256
▽岩手県で861
▽沖縄県で691などとなっています。

今回、島の数は、人工の島を除く自然の島で、外周が100メートル以上となることなどを条件に数えられたということで、島の数が倍増した要因について国土地理院は、近年は写真の画質が高まるなど測量技術が進歩したことで、地図の海岸線などを詳細に表現できるようになったためだとしています。

例えば、神奈川県藤沢市の江の島は、当時の技術だと大きな島と小さな島の2島となりますが、今回の数え直しだと、新たに5の小さな島が加わり合わせて7島になります。

一方、今回の数え直しによって、日本の面積や領海の広さに影響はなく、国境にある離島の数も変わらないとしています。

国土地理院によりますと、今後、政府の統計や学校などでこの数字が使われるようになるということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230228/k10013994061000.html
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