老舗「二日市温泉・大丸別荘」大浴場の“湯の交換”年にわずか2回 福岡
https://rkb.jp/news-rkb/202302244989/

福岡県の老舗旅館「大丸別荘」が、週に1回以上行うべき大浴場のお湯の取り換えを、年に2回しか実施していなかったことが分かりました。

福岡県によりますと、去年11月に保健所が「二日市温泉・大丸別荘」の大浴場のお湯を検査したところ、最大で基準値の3700倍のレジオネラ菌が検出されました。大丸別荘は、法律に基づき週1回以上行う必要があるすべての湯を取り換える「完全換水」を、年2回の休館日にしか行っていなかったということです。

県によりますと、「レジオネラ症」を発症した人が大丸別荘を訪れていたことから去年8月に調査を開始。この際も基準値を超える菌が検出されましたが、別荘側は「換水や塩素注入は適正だった」と説明していました。その後の調査で、虚偽であることを認めたということです。
違法状態は少なくとも2019年から続いていたとみられ、県は罰則規定を適用できるか確認しています。