防衛費の財源確保へ「防衛力強化資金」創設の法案 閣議決定

政府は3日の閣議で、防衛費の増額の財源を確保するため、国有資産の売却など、税金以外の収入を積み立てる「防衛力強化資金」の創設を盛り込んだ法案を閣議決定しました。

政府は、防衛費増額の財源のうち、
◇4分の1を増税で賄い、
◇4分の3は、
▽歳出改革や、
▽毎年度の決算剰余金の活用、
それに、
▽税金以外の収入などで、
確保するとしています。

この税金以外の収入について、政府は、複数年度にわたって活用できるようにするため、一般会計の中に、新たに「防衛力強化資金」を創設することなどを盛り込んだ法案を、3日朝の閣議で決定しました。

税外収入としては、
▽政府が保有する資産の売却や、
▽特別会計からの繰入金などがあり、
法案では、防衛費に使うことを定めたうえで、防衛力強化資金に積み立て、今後、必要な場合に支出できるようにします。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230203/k10013969921000.html