米中対立の中、際立つ台湾軍の巨大レーダーEWRの存在

台湾で標高2500m級の山、樂山の頂上には巨大なレーダーが立っている。

このレーダーは米国が米本土に向かって発射された戦略弾道ミサイルをいち早く捕捉するために開発した、

PAVE PAWS戦略レーダーを基に作られたレーダーで、2つあるアンテナの直径は30メートル以上。EWRとも呼ばれていた。

弾道ミサイルだけでなく、巡航ミサイル・航空機を捕捉できるように性能が変更され、探知距離は以前、3500km以上と言われた。

南シナ海の海南島には、核弾頭を搭載した戦略核ミサイル「JL-2」を搭載した戦略ミサイル原潜の基地がある。

樂山から2000kmで、南シナ海全域が監視できる上、このレーダーなら、中国本土や北朝鮮から発射されるICBMも捕捉できる。

しかも、2017年改修されているので、性能が向上した可能性がある。米国にとっては、米本土防衛のためにも無視できない存在となっている。