TOTO、8月から値上げ…ウォシュレットは3~8%

 TOTOは31日、温水洗浄便座「ウォシュレット」やシステムキッチンなど
住宅設備機器の国内希望小売価格を、8月1日受注分から2~23%値上げすると発表した。
樹脂や金属部品といった原材料の価格高騰が要因で、昨年10月に続く値上げとなる。

 国内で販売するほぼ全ての商品が対象で、値上げ幅はウォシュレットが3~8%、
システムキッチンが3~13%、洗面化粧台が4~8%。一部の部品は最大で23%の
引き上げとなる。TOTOは「調達コストの上昇が続いており、企業努力だけでは対応が
困難と判断した」と説明している。

 TOTOはあわせて、2023年3月期の連結業績予想を下方修正し、最終利益は
22年10月時点の予想を60億円下回る360億円とした。米国の利上げで北米の
住宅市況が悪化しているためといい、売上高も100億円少ない7070億円に見直した。

https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230201-OYTNT50018/