2月21日に東京ドームで引退するプロレス界のスーパースター武藤敬司(60)が20日、ラストマッチまで残り32日となった。

【写真】武藤敬司、長瀬智也と豪華2ショット

 スポーツ報知の取材では引退試合は「シングルマッチ」が濃厚。ただ、対戦相手は、いまだに発表されていない。これは、1998年4月4日に東京ドームで引退試合を行ったアントニオ猪木さんを超える出来事だ。

 というのは、猪木さんは、ラストマッチの33日前となる98年3月2日に相手を決める「対戦者決定トーナメント」にドン・フライ、藤原喜明、山崎一夫、藤田和之ら8人の出場選手を発表した。

 トーナメントは、引退興行のドーム当日に準決勝、決勝が行われ、結果、フライが勝ち進み猪木さんの引退試合で対戦した。猪木さんの相手は試合当日に正式決定したため、今回の武藤とは、単純に比較はできないが興行の33日前にはトーナメント参加8選手が発表となっており、この中の誰かが猪木さんと引退試合で対戦することは分かっていた。

 ところが、武藤は現時点で何の情報もなく「32日前」となったこの日で対戦相手の発表という意味では事実上、猪木さんの「33日前」を超えてしまった。東京ドームという巨大会場での興行、「ABEMA」がPPVで放送することを考えると対戦相手が、これほど直前になっても不明なのは、異常事態とも言える。

 こうした事態にSNS上では、対戦相手を巡ってファンが様々な予想を書き込む事態となっている。その中では「蝶野正洋」「オカダ・カズチカ」「内藤哲也」「棚橋弘至」「ハルク・ホーガン」「ザ・ロック」「スティング」「清宮海斗」「潮崎豪」「拳王」「中邑真輔」らの名前が挙がっている。

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