昨日の八重山日報のコラムがネット記事になっとるな

https://news.yahoo.co.jp/articles/d726f0b9e927fb7d1e5ee1e83214ad73b233c0e3
ただ、この件に関して仁藤夢乃氏と彼女の弁護団が、自分たちが叩かれるのは「若年女性支援団体だから」として、暇空茜氏とその支持者をミソジニー(女性嫌悪)、アンチ・フェミニストと呼ぶのは、明らかな論理のすり替えであると言っておきたい。そもそも不正会計疑惑について追及することのどこが、女性嫌悪に繋がるのか。
 こういうすりかえを得意にしているのが辛淑玉氏だ。彼女は自分に対する批判を女性差別、在日差別にすりかえる名人だった。「すりかえねっと」と呼ばれるゆえんである。おそらく、仁藤氏も辛氏からこの論法(と言えるシロモノかどうか)を学んだのだろう。
 僕自身を語るなら断じて女性嫌悪者ではない。むしろ女性は大好きなほうである。しかし、アンチ・フェミニズムかといえば、YESといわざるをえないのだ。
 誤解しないでほしくないが、女性運動のすべてを否定するつもりはない。平塚らいてう女史を祖とする日本の女性解放運動には敬意を払いたいし、60~70年代のウーマンリブにも理解を示すつもりだ。しかし、女性運動がフェミニズムと名を変えて以来、その中身も大きく変質してしまったと思っている。マンガのキャラクターに文句をいったり、「美人」という言葉を敵視したり、諸悪をジェンダーのみに還元するような思考はついていけない。
 平塚らいてうは尊敬するが、上野千鶴子は軽蔑する、ただそれだけなのだ。同じく、キング牧師の公民権運動には共感するが、ブラック・ライブズ・マター(BLM)には懐疑的だ。僕の友人にゲイもいるが、彼はいわゆるLGBT運動なるものとは距離を置いている。
 どんな運動だろうと政治的イデオロギーに支配されたり、急進主義あるいは原理主義に走ればカルト化する。フェミニズムもBLMもヴィーガンも僕にいわせればカルトでしかない。徳川綱吉の「生類憐みの令」を動物愛護運動とは誰も呼ばないだろう。おまけに日本のフェミニズムにはどこかカネの匂いがする。蝶も寄ってくれば蠅も寄ってこよう。
 暇空氏を「女性嫌悪」呼ばわりする以前に、仁藤氏は典型的な「男性嫌悪」だと思う。男性に対するルサンチマンがその行動原理だ。彼女がよく口にする「キモいおじさん」を「キモいおばさん」に言い換えればわかりやすいのではないか。