兄の頭をハンマーで殴り死亡させたとして、殺人の罪に問われている男の初公判が10日、富山地方裁判所で開かれ、被告は起訴内容を認めました。

殺人の罪に問われているのは、富山市の無職、高畠春樹被告(24)です。
起訴状などによりますと、高畠被告は2020年11月、富山市の実家で兄の丈治さん(当時25)の頭をハンマーで殴り死亡させたとされています。

10日の裁判員裁判の初公判で、高畠被告は「やったことは間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。

冒頭陳述では、検察側が「殺害に使ったハンマーを事前にホームセンターで購入し高い計画性があり、障害をもった兄を日ごろから疎ましく
思うなど自分本位な犯行である」と指摘したのに対し、弁護側は「被告は、自閉スペクトラム症による強迫症状や対人関係の障害を
持っている」と述べ、量刑に反映するよう主張しました。

判決は、今月31日に言い渡されます。

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