【悲報】軽度知的障害のある男性、0.86cm長いはさみを車に置いただけで罰金10万円へ

https://news.yahoo.co.jp/articles/e047e54d4fa24482cd871646e5d13d8ec16eb29a

「100均で買ったはさみを車にいれっぱなしにして、警察に摘発されて裁判になって有罪になるとは」

 こう話すのは、軽い知的障害があり、障害者施設で働いている大阪府在住の40代の男性、Aさん。

 ことの発端は、昨年11月27日深夜。Aさんはドライブに行こうと、自宅近くの府営駐車場に車をとめ、行き先を考えていた。そのとき、大阪府警八尾署の警官から職務質問を受け、車内からはさみが見つかった。

 Aさんによると、購入商品のタグを切るために買ったもので、使い終わったら車のドアポケットに入れっぱなしにしていた。警官は、ノギス(物の幅や長さを正確に測るための工具)まで持ってきて、刃体の長さを詳細に計測し、8.86センチと計測。銃刀法で定める長さより0.86センチ長かった。

 警官から任意同行を求められて取り調べを受けた。

 警官は、任意提出させたはさみについて、

「鋼質性、鋭利性がある」

 などと、Aさんの供述調書を作成。その後しばらく何の連絡もなかったが、約2カ月後の今年2月、八尾署から呼び出しを受け、府営駐車場などで現場確認をさせられた。検察にも出頭を求められ、検察調書を作り、銃刀法違反の罪で起訴された。

 東大阪簡裁で7月、第1回公判が開かれた。