奈良県平群町のメガソーラー建設予定地から住宅街に流れる川について、町が豪雨の際に川が氾濫するかを調査した際に、計算ミスがあったことが住民らの調査でわかりました。

 奈良県平群町では、山林に約5万枚のメガソーラーを建設する計画が進められていますが、業者側から事前に説明がなかったなどとして、住民ら約1000人が工事の差し止めを求めて提訴しています。

 建設にあたって平群町側は、建設地から住宅街へ流れる川について調査を行い、3年に1度の豪雨が降った場合に3か所で氾濫するとしていました。しかし、住民らが土砂災害の専門家に計測を依頼したところ、平群町側の調査では計算ミスがあり、氾濫するとされる箇所は21か所に上ることがわかったということです。

 平群町は取材に対して「計算ミスがあったのは間違いない」とした上で「洪水を防ぐための施設を作るため安全上問題はない」としています。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20221221/GE00047471.shtml