接種後の死亡や副反応はなぜ?新型コロナワクチンの光と影 国の救済制度の行方は…
2022年12月17日(土) 18:00
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/238571?display=1

接種後、体調不良になったという愛知県に住む40代の女性。看護師ですが、もう1年以上休職しています。

Q.点滴はどのくらいの時間するんですか?
「これは24時間です。点滴1本を24時間なので、一日1500ミリリットルです」

体に異変が起きたのは2021年5月。2回目のワクチン接種の後でした。

「お風呂に入ってた時に、体中にすごく大きな15センチくらいの“あざ”。紫斑みたいな赤紫の“あざ”が、全然打った記憶もないのにいくつかできていて、おかしいなって思って。
元々は『特発性血小板減少性紫斑病』という病気を持っていたので、
もう治ってたんですけど…」

一時は血小板の量が正常値の10分の1以下に落ち込み、以前患っていた難病の再発も判明。
すぐに入院治療を受け、血小板の値は回復しましたが、吐き気や味覚障害、息切れなど体調不良はおさまっていません。

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Q.自分の過去の病が再燃したのはワクチンじゃないかなと思っている?
「そうですね、ワクチンだとは思ってます。寛解状態にまでなって落ち着いていたのに、
ワクチンを打った数日後に(血小板の値が)今まで見たことがないくらいの値まで下がったので、やっぱりワクチンとしか思えないなって」

そして、深刻な症状を訴える人は他にも。

名古屋市に住む40代の男性。去年8月にワクチン接種をしましたが、3週間後に高熱が出て、髄膜炎や肺炎も併発。一時意識不明になりました。

その後、一命をとりとめましたが、胸から下の感覚が全くありません。

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Q.一番大変だなと思うのはどんな時ですか?
「トイレですかね。肛門付近まで来ると、ある程度、健常者は今出しちゃだめだと(我慢できるが、)、
僕は我慢が出来ない状態で、肛門まで達したら便が出るばっかり」

自宅の大規模なリフォームも必要となり、医療費も含めかかる費用は1500万円近くになります。
しかし、副反応の救済申請は今のところ認められず、ほぼ自己負担になっています。

こうした中、副反応の仕組みを調べる医師も…

高知大学医学部。ワクチン接種後に起きる皮膚の疾患を研究している佐野栄紀特任教授。

写真は70代の男性患者で、右腕上腕部の皮膚の組織が壊死を起こしています。
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