「35年間、母親以外と会話なし」 冷蔵庫に両親の“殺害”遺体 次男が語る“引きこもり生活” 福岡地裁

事件の背景について、検察側は次のように指摘しました。

◆検察側(冒頭陳述より)
「被告人は大学中退後、30年以上はほぼ無職の状態を続けていた」
「引きこもりがちの生活を送る一方、アニメを見るなどの趣味を過ごす時間を大切にしていた」

「2021年初頭から父親は認知症を発症」
「母親が腰椎骨折をした」
「いっそ死んでくれと思うようになった」
「父親からトイレの介助を初めて頼まれた際、鬱積したいらだちが爆発して殺害に至った」

「父親の殺害を目撃した母親についても口封じのため殺害した」
「介護疲れと呼べるものではなく同情すべき点はない」

と、松本被告を断罪。