【FIFAワールドカップ】日本代表の森保一監督(54)が4日、カタールW杯決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦(5日)に向けて〝名将の風格〟を漂わせた。

【写真】闘莉王氏が森保ジャパンに苦言

 目標の8強以上がかかる大一番のクロアチア戦に向けて公式会見に出席した指揮官は海外メディアからの質問に「できればクロアチアとだけでなく、どことも当たらずに勝ち進んでいければと思っている」と〝森保節〟で笑いを誘った。

 その上で相手の印象について「世界トップクラスの選手がいて、前回ロシア大会でもファイナリストになった素晴らしいチーム。非常に賢く戦える、試合巧者だと思う。いろんな試合の流れに対応できる。
ロシアでも延長が3試合で決勝に行っている。今回のW杯でも0―0の引き分けと勝利で我慢強さも持ち合わせて試合をものにできるタフなチームだ」と分析した。

 続けて「クロアチアに関しては、私もいろんな選手や指導者を知っているが、特に私が広島の監督をやっていた時にMFミハエル・ミキッチと仕事をしていて、彼と素晴らしい思い出ができた」と広島時代に黄金時代を築いて師弟関係にあるミキッチとの絆を強調。
しかしその直後に「あとは彼からいろんな情報が漏れないように…。ジョークです」とニヤリ。会見場は大爆笑に包まれ、海外メディアに対してもその度量をアピールした。

 采配とともに冴えわたる森保節。日本代表史上初の8強達成で、さらに世界からの名声を高める。

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