欧州委員会のフォンデアライエン委員長、ウクライナ軍の戦死者数を漏らす?

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は30日、ロシアの戦争犯罪に関する裁判所設立構想を披露する中で「2万人以上の民間人と10万人のウクライナ兵士が死亡したと推定される」と明かし注目を集めている。

自軍にとって不利になるような情報の公開を意図的に制限するのはよくある話だが、、、

ウクライナ軍はロシア軍兵士の戦死者を毎日発表しているが、自軍の戦死者数についてはゼレンスキー大統領が3月12日に約1,300人、4月15日に2,500人~3,000人
ザルジュニー総司令官が8月22日に約9,000人戦死したと明かしただけで、欧米諸国もウクライナ軍の被害については口を閉ざしている。

ただウクライナ軍の発表するロシア軍兵士の戦死者は9万人に迫ろうとしており、戦闘の激しさを加味するとウクライナ軍も相当数の兵士を失っているという指摘が多く、
ウクライナ兵士が埋葬された膨大な数の墓を映した映像も複数確認されていたが、欧州委員会のフォンデアライエン委員長はロシアの戦争犯罪に関する裁判所設立構想を披露する中で
「2万人以上の民間人と10万人のウクライナ兵士が死亡したと推定される」と明かした。

委員長が言及した戦死者数についてコメントを求められたウクライナ軍参謀本部は「この数字を確認することは出来ない、我が軍の損失は軍事機密であり情報公開の制限に該当する」と回答、
さらに欧州委員会のウェブサイトで公開されていた発言に関するテキストと動画も削除され、戦死者数に言及した部分のみ削除したものを再掲載して
、「委員長が言及した推定数値は外部ソースを引用したものでロシア軍の残虐性を強調する意図だった」と釈明している。

https://grandfleet.info/european-region/european-commission-president-von-der-leyen-to-reveal-ukrainian-military-death-toll/