中国で覚醒剤密輸 愛知県稲沢市の元市議 無期懲役が確定

9年前の2013年、中国で覚醒剤を密輸しようとした罪に問われていた愛知県稲沢市の元市議会議員、桜木琢磨被告(79)に対し、日本の高等裁判所にあたる広東省高級人民法院は25日、上訴を棄却して1審の無期懲役の判決を維持しました。
中国は2審制のため、これで刑が確定しました。これまでの裁判で被告側は一貫して無罪を主張していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221125/amp/k10013903241000.html



> 桜木被告は2013年10月、広州市の空港から上海経由で帰国する際、スーツケースに入った厚底靴の靴底などから覚醒剤約3・3キロが見つかり拘束された。公判で「知人から商品サンプル入りのスーツケースを日本に運ぶよう依頼されたが、覚醒剤が入っていることは知らなかった」として無罪を訴えたが、判決は被告側の主張を退けた。

 桜木被告にスーツケースを渡したとされるマリ国籍の被告には、薬物密輸罪で執行猶予2年付きの死刑が言い渡された。

 中国の刑法は覚醒剤50グラム以上を密輸・運搬するなどした場合、懲役15年か無期懲役、死刑を適用するとしており、検察側は14年8月の公判で同様の求刑を行った。一方、中国の刑法は75歳以上には原則として死刑を適用しない規定がある。14年の結審以降、判決は5年以上にわたって延期が繰り返され、桜木被告は昨年9月に75歳になっていた。

https://www.sankei.com/article/20191108-KCQH4A3265MMTMK7GTHPQ75YLE/?outputType=amp