マジでバカみたいじゃん?結婚する人ってアホなの?
https://toyokeizai.net/articles/-/156392?page=4
身もふたもない言い方をしてしまうと、女は「カネをよこせ」、男は「カネは渡さん」と思っているわけで、こんな人たち同士がマッチングされるわけがありません。女が結婚したがるのもカネならば、男が結婚したがらないのもカネ。双方譲れないポイントがここでぶつかっているわけで、それでは非婚化が進むのも当然なのでしょう。いくら夫婦は経済活動の一単位とはいえ、あまりに世知辛い結果といえるのではないでしょうか。

若者の未婚化・非婚化の問題について、「結婚できないのはカネがないせいだ」という論調をよく見掛けます。確かに、未婚と貧困の問題は無関係とは言い切れませんし、低年収男性の生涯未婚率が高いこともまた事実です。が、あまりにその部分にフォーカスしすぎると、かえって弊害が出るのではと個人的に危惧しています。

婚活系のネット記事でも、「女性が結婚相手に選ぶ男の年収は○○○万円以上!」などというあおり記事がたくさんあります。未婚男性たちにとって、こうした情報はボディブローのように効いています。仮に、未婚男性が意を決して結婚相談所に行ったとしても、年収が低いと登録さえ断られる場合があるそうです。結婚に向けたスタートラインにすら立たせてもらえないのです。それではますます非婚化に拍車がかかるというものです。

「結婚生活において大事なのは、愛なのか?カネなのか?」――。二者択一の問題ではないと思いますが、こういう質問をソロモンたちと既婚男女に投げかけてみました。すると、「結婚生活において愛よりカネが大事だ」と思う割合は、ソロ男25%、ソロ女37%であるのに対して、既婚男性11%、既婚女性17%と既婚者のほうが圧倒的に低いのです(2016年「ソロ男プロジェクト」調べ。首都圏20~50代男女。N=520)。

つまり、結婚できている人というのは、「結婚はカネ」という意識がそれほどないわけです。逆にいえば、結婚にコスパを求めるという考え方そのものが、ソロモンたちの未婚状態を継続させている根本要因なのかもしれません。