ツイッター脱出か「マストドン」加入者急増-グーグル検索もスパイク

米ツイッターに代わるソーシャルネットワーク(SNS)をうたい、フリーソフトウエアで利用可能な「マストドン」への新規加入者が最近数日間で急増し、運営継続を難しくするほど負担が大きくなっている。

資産家イーロン・マスク氏によるツイッター買収完了が伝えられた10月27日以降、マストドンに新たに加入したユーザー数は48万9003人に達し、月間アクティブユーザー数(MAU)も100万人を上回った。創業者で開発も主導するオイゲン・ロチコ最高経営責任者(CEO)が7日、自らのマストドンのアカウントで明らかにした。

1日当たりアクティブユーザー数(DAU)が2億3800万人のツイッターと比べると、2016年創業のマストドンの利用者はわずかだが、マスク氏によるツイッター買収が待ちに待った起爆剤になったようだ。買収完了が明らかになった後、マストドンのグーグルでの検索件数も急増した。

ロチコ氏は「ソーシャルメディアの異なる在り方、単一企業の支配下になくてもプロトコルとして存在し得ることを人々がようやく理解する絶好の機会だ」と歓迎した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-08/RL04PTDWLU6901