芦屋の女性市議がコロナ関連でハラスメント訴え 濃厚接触「公表しない」はず…議会事務局が議員に一斉メール
2022/11/7 21:55 神戸新聞NEXT

新型コロナウイルスの感染などを巡って兵庫県芦屋市議会事務局から不当な扱いを受けたとして、同市の孝岡知子議員が7日、神戸市内で会見を開いた。
自身が濃厚接触者になった情報を議員間で共有されたなどとして「他の議員とは違う不平等な対応だった」と訴えた。

孝岡氏によると、7月末以降、家族が新型コロナに感染し、濃厚接触者になったため、議会事務局長の男性に状況を説明し、公務を欠席するなどした。

8月1日に濃厚接触者になり、所属する委員会の活動を欠席する旨を、同事務局職員が別の議員らにメールで一斉送信。
議会の規定では「議員が濃厚接触者となった場合は公表しない」となっており、孝岡氏は「他の議員の場合、濃厚接触の情報は伏せられていた」と主張している。

事務局長は取材に対し、規定に違反するかどうかは「公表」の定義次第としつつ「(濃厚接触者などの情報を)同意なく他者に伝えることは問題と思うが、
今回の件に関して詳細を答えるのは適切ではない」と話すにとどめた。

孝岡氏は「この件をうやむやにせず、再発を防ぐため」と実名での公表を決めたと説明。
ハラスメントに当たるとみており、弁護士会など第三者を交えた話し合いを検討するとしている。

https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202211/0015788869.shtml