外国為替市場で円相場が理論値に比べて割安になっている。日本経済新聞社と日本経済研究センターが理論値として推計した「日経均衡為替レート」は4〜6月で1ドル=112円80銭だった。同じ期間の実勢レートとの差は17円となり、2004年に算出を始めて以来、過去最大になった。足元では一段と円安が進んでおり、理論値との差はさらに広がっている可能性がある。

日経均衡為替レートは、外国為替相場が長い目でみれば経...

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65760230V01C22A1EA5000/