大リーグの選手会が選ぶ今シーズンの年間最優秀選手が発表され、ヤンキースのジャッジ選手が初めて選ばれました。最終候補の3人に入っていたエンジェルスの大谷翔平選手の2年連続の受賞はなりませんでした。

大リーグの選手会は毎年、選手どうしの投票でその年最も活躍した投手や野手を表彰していて、4日、ことしの受賞者が発表されました。

このうち、今シーズン投打を通じて最も活躍した選手1人を選ぶ年間最優秀選手、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」にはホームラン62本を打ってアメリカンリーグのホームラン記録を61年ぶりに塗り替えたヤンキースのジャッジ選手が初めて選ばれました。

去年、日本選手として初めて年間最優秀選手を受賞した大谷選手は今シーズンも、▽ピッチャーとして15勝、防御率2.33、219奪三振、▽バッターとしてホームラン34本、95打点と投打に歴史的な活躍を見せ最終候補の3人に入っていましたが、2年連続の受賞はなりませんでした。

また、投票が大谷選手とジャッジ選手に集中して2人だけが最終候補となっていたアメリカンリーグの野手部門の最優秀選手にはジャッジ選手が選ばれ、大谷選手はこちらも2年連続での受賞はなりませんでした。
選手会の年間最優秀選手はここ10年の受賞者のうち昨シーズンの大谷選手を含め8人がシーズンMVP=最優秀選手も受賞していて、「MVPレースの前哨戦」とも言えるだけにその行方が注目されていましたが、ことしはジャッジ選手が弾みをつける形になりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221105/k10013881911000.html