イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は11日、市場での介入は計画通り週末までに停止すると述べ、
維持できないポジションは手じまうよう投資家に呼びかけた。

  「関係するファンドや企業に私が伝えたいメッセージは、残されているのは3日だということだ」と、
ベイリー総裁はワシントンで開かれたイベントで発言。「これをやり遂げなくてはならない」と述べた。

  この発言後、ポンドは対ドルで下落。前日比0.5%安の1ポンド=1.0997ドルとなった。

  英中銀はこの日これより先、金融市場の安定を脅かす「投げ売り」を防ぐため、
14日まで毎営業日実施する長期国債の買い入れについて、対象範囲をインデックス連動国債に拡大すると発表した。
同中銀は市場介入が14日で終了すると表明してきたものの、
英年金基金を代表するロビー団体は少なくとも月末まで延長するようベイリー総裁に求めていた。

英中銀総裁、「残されたのは3日」-介入は週末までに停止へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-11/RJLR66DWX2PS01