無許可ドローン、北海ガス田近くで確認 デンマーク
2022年10月5日 14:07 AFPBB
デンマーク警察は4日、北海ガス田の近くをドローンが無許可で飛行していたとの通報を受けたと明らかにした。
ドローンの無許可飛行は、ノルウェー沖でも確認されていた。
1週間前には、ロシアからバルト海経由で欧州に天然ガスを輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム」で、破壊工作とみられる爆発が起きている。
デンマーク警察はAFPに対し、「週末に北海でドローンを目撃したとの報告が複数件あった」と述べた。
業界誌「デーニッシュ・オフショア・インダストリー」によると、ドローンは、デンマーク西岸沖200キロの地点にある、仏エネルギー会社トタルエナジーズが操業しているロアガス田付近で目撃された。
ドローンの目撃情報が報告されたのは、1週間で2回目。先月29日にはエクストラ・ブラデット紙が、同じくトタルエナジーズのハルフダンBガス田上空をドローンが無許可で飛行していたと報じた。
ノルドストリームが破壊工作に遭ったとみられることから、デンマークはエネルギー関連施設周辺での警備を強化している。
一方、ノルウェーは、ロシアがウクライナ侵攻開始後にガス供給の大半を停止して以降、欧州にとって最大の天然ガス供給国となっている。
そのため、やはりエネルギー関連施設が攻撃対象になる恐れがあると警戒している。
https://www.afpbb.com/articles/-/3427375
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