9月22日に岐阜県警関署に着任したばかりの地域課所属の新任警察官長野修平巡査(24)が、盗品を保管していた容疑者の逮捕に貢献する初手柄を立てた。
事件は同月28日、当直勤務初日に発生した。午後7時ごろから、指導員の平光信巡査部長(43)らと管内をパトロールしていた。
後部座席にいた長野巡査は同30分ごろ、関市大杉で、田んぼが広がる一帯の道に道からはみ出すように不自然に駐車された乗用車を発見。すぐに平光巡査部長に報告した。
ナンバーを照合すると、盗品のナンバーと判明。複数の署員で張り込み、約2時間後、車に複数人の外国人が戻ると署員が職務質問。車の鍵を持っており、その場で現行犯逮捕された。
長野巡査は自身の報告から容疑者逮捕に至るまで「緊張した」と振り返り、平光巡査部長は「すぐに声を挙げたことが素晴らしい。高い警戒感を持ってくれていた」とたたえた。
長野巡査は岐阜市出身。父親も県警高速隊に所属する警察官。小学校から柔道を始め、高校でレスリングに転向。2015年のわかやま国体では2位に輝いた実力を持つ。「運動で鍛えた体を生かし、県民の皆さんが安心して暮らせる社会に貢献したい」と意気込んだ。
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